【2020年】海外で働いてた美容師の海外で働くための美容師情報
2020/01/25
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2020/01/25
Hairmates Tokyo 学芸大学 代表の飯塚です。
まずはじめに、僕がどういう人物なのか、そしてどういう職歴なのかを簡単にお話しします。
池袋エリアで新卒から7年間、同一店舗にて勤務(店長経験)→ 3か月間New Yorkで美容師体験 → 帰国後 2年間 銀座エリアで勤務 → アメリカ NewYork MidTownエリアで5年程働かせていただきました。
現在は東京に帰国し東急東横線学芸大学駅で美容室経営を約13年しております。
そして、自分と同じように海外に夢を持つスタッフ達を、研修やインターンという形で2週間から数年と、本人との希望期間を相談し海外へ派遣しております。
僕がNewYorkで勤務していたのも、すでに13年前なので、現地の状況等、今と昔では変化しておりますが、変化してると言っても美容師の営業内容は全く変わってはおりません。
逆に海外より日本の美容師内容の方が、よっぽど変化していると思います。
特に海外NewYorkで変わったのは家賃や物価ですね(生活メインのことのみで言うと)
本日はアメリカ NewYorkの現地事情や、美容師として海外に行く前に知っておいた方が良いこと、そしてお金のことやビザ、欧米人の海外ヘアースタイル事情について書いて行こうと思います。(^^)
NewYorkという街は世界の中でも特に様々な人種が住んでいると思います。
まさに人種のるつぼ。
だからこそ、僕ら日本人も住みやすいのでしょう。
どんな人種でも変わった目で見られないですし、誰も気にしないので自然でいられます。
海外の大都市の中で雰囲気はもっとも東京に似ているというか、近い街だと僕は思います。
一言で言うと日本人には住みやすい都市。です(^ ^)
美容室事情では、それだけ人種が多種多様なので人種ごとに通う美容室が別れてきます。
日系美容室に数多く来る人種は、アジア人全般、白人、スパニッシュ系でしょう。
僕は白人の女性客から沢山指名をいただいてましたが、他のスタイリストはアジア人が多かったり男性客も多かったりと、そのスタイリストでばらばらでした。
全ての美容室とは言いませんが、ほぼほぼフルコミッション(完全歩合制)です。
フルコミッションの%は大体50%です。
例) お客様のカラー代金が$100の場合、サラリーは$50。
それにチップが15%〜20%貰えるので、およそ$65〜$70がサラリーになります。
お客様から沢山の指名をもらえていれば、必然とサラリーもチップも増えます♪
※サラリーにはTAXがかかりますが、チップにはTAXがかからないので、チップがもらえる職種の人にとって、チップは生活の生命線になります。
給料日は日本のように月払いではなく週払いが多いです。
HairMatesでは週毎の給料でしたが、周りの美容室は2週間毎が多かったと記憶しています。
日本人美容師はとても器用で勤勉なので海外のどこでも通用すると思いますが(黒人社会は別かも?)、日本の技術そのままで通用するほど海外は甘くも狭くもありません。
各々の国の文化・流行があり、もちろん髪質も違います。ましてNewYork マンハッタンのような、人種のるつぼ的な都市であればなおさらで、髪質もばらばらで、カラーリングなどはさらに複雑です。
なので、日本の技術やデザインの固定概念に縛られず、柔軟な考え方で行くことを僕はお勧めします。
郷に従えば郷に従うですね。
その中で日本で学んだ技術や経験をプラスしていくことが大事だと思います。
僕も海外で仕事をスタートしたときは、カラーモデルやカットモデルを募集し、現地の薬剤や髪質、どのような美容師技術なら上手に出来るかを勉強しました。
今でも世界の中で日本の美容師技術が1番だと思っていますが、それも井の中の蛙だとも思っています。
まず東京より高額だと考えておいたほうがいいでしょう。
マンハッタンに住むとしたら、1ベッドルームで月/18〜20万円以上。 近くのクィーンズ地区やブルックリン地区でも15万以上はかかると思います。
※1ベッドルームは日本でいう1DKと想像して下さい。NYの一般的アパートメントは1部屋8畳くらいでしょうか。
※ステューディオ(スタジオ)というのは1ルームです。
アパートの広さを話す際、良く出てくる間取りなので覚えておくと良いと思います。
もちろん探せば、もっと安いアパートメントはあると思いますが、一般的な相場はこのくらいですね。
なので、ほとんどの美容師さんはシェアして住んでます。
昔は日本食のスーパーとかレストランにルームメイト募集とかのチラシが貼られてましたが、
いまはインターネットで探せるので簡単ですね。ほんと便利になりました(^^)
しかし、$110以下の衣服(靴含む)には消費税はかかりません。おしゃれ好きの多い美容師にはありがたいですね(^^)
海外 特にアメリカはチップ文化です。レストランで食事をしたり美容室に行ってサービスを受ければチップが発生します。
NYのチップ相場は15〜20%です。美容師もチップのおかげで生活が出来ていると言っていいくらいですので、僕は支払う際 20%は支払ってました。
あ、スターバックス、マクドナルドのようなファーストフードではチップはいりませんからね!
日本のデパートのように一つのビルディング内に洋服、本、カフェ、レストラン、雑貨等はまとめては売ってません。
各ショップが別々なので1箇所で買い物を完了することは難しいでしょう。なので自然と歩くことが増えます。
健康的にもいいし、日本にはない海外独特の景観を観ながらの買い物や散歩は楽しいです。
基本、海外で働くとういことは、滞在する国のビザ(査証)が必要になります。
国によりビザ の種類も複数あり、アメリカで美容師として働けるビザはアーティストビザ(Oビザ。オービザ)、投資家ビザ(通称Eビザ)、永住権(グリーンカード。略称GC)、その他にも数種類ありますが、この3種類が主になるのではないでしょうか。
Oビザ取得には申請者自身の経歴が重要になります。いわゆるクレジットがどれだけあるか、です。
ここでいうクレジットというのは、コンクールでの受賞歴や、新聞・雑誌への掲載、TVへの出演、芸能人のヘアーやメイク、コレクション等のヘアーメイク、その他メディアに宣伝や告知されているかです。つまりあなたが美容師として、どれだけ活躍されているか、またはいたか、です。
このクレジットの数がかなり必要となってきますので、必然と美容師としてのスキルや努力も必要になります。
アメリカ(海外)で将来働きたいと思う美容師さんは、早い段階でコンクール等、沢山の受賞や入賞を目指して下さい。
メーカー主催のコンテストでもいいですし、小規模のコンテストでも構いません。
ちなみに新聞掲載はかなり効果大らしいですよ。
もう一つ重要なのが推薦者のサインです。これも多ければ多い方が良いと思います。
推薦者のサインも誰でもいい訳ではありません。 社会的に地位の高い人物や、有名なスポーツ選手、芸能人、つまり著名な人物のサインが効果大です(大企業の社長等)
悲しいですが僕レベルがサインしても効果は少ないでしょう。。。それ相応の地位や知名度を持っている方がお勧めです。
Oビザのメリットは恒久的に更新が可能なことです。
が、
次のOビザ更新までに再度クレジットが必要です。常に様々なメディアでや誌面等で活躍をしてなくてはいけません。
実際、自分の友人美容師もOビザを取得していますが、更新のためのクレジット集めが大変なため、Oビザの有効期間中にGC(永住権)にトランスファー(切り替え)しています。
OビザからGCへのトランスファーはしやすいと聞いてますので、お勧めかと思います。
Oビザ弁護士費用はおよそ30万前後。
アメリカに長期間住むことを考えたらGC取得が1番ベストなのは間違いないです。
申請出来るチャンスがあれば挑戦することをお勧めします。
Oビザのリンク
https://www.us-lighthouse.com/life/visa/o-visa.html
その名の通り投資という膨大なお金が必要になるビザです。 現在では2〜3千万円は必要になってくるんじゃないでしょうか? この金額についても弁護士の見解で変わってくるので何とも言えません。
僕が知るアメリカのビザの中では、最強のビザになるのではないでしょうか? 掛かる費用も最強ですが....
E-1、E-2と2種類あるのでそれも調べてみて下さい。 お金持っている美容師以外は難しいビザですねかね。
Eビザのリンク
https://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-typee.asp
グリーンカードは聞いたことある人多いと思います。 アメリカに永住できる許可証です。
取得すれば制約なくアメリカのどこでも働けます。 これも詳細を書くと膨大な量になってしまうのでリンクを貼っておきますので興味ある方は読んで下さい。
GCのリンク
https://www.us-lighthouse.com/life/visa/green-card.html
1.申請するには働く会社のスポンサーが必要です。つまり独自での取得は厳しいというか不可能に近いでしょう。 弁護士費用は100万〜
2.アメリカ国籍の相手と結婚、またはGC取得者との結婚。
僕が思う1番ベストな方法です。特にアメリカ国籍(通称シチズン)を持っている方と結婚すれば1年くらいでGCを取得出来るんじゃないでしょうか?
GC取得者と結婚だとアメリカに滞在は出来るんですが仕事が出来ません。。。そして取得まで何年掛かるか分かりません。噂では3〜7年と言われています。
かなり長い期間が必要になり合法で仕事も出来ないのが問題ですが、よほどの事がない限りGCは取得出来ると思うので悪くないと思います。
※シチズン(アメリカ国籍 いわゆるアメリカ人)。
※グリーンカード(日本国籍 日本人でありアメリカに永住出来る許可証)
アメリカは年1回。認めた国のみに対してGCの抽選を行っています。
日本には全くない仕組みなので面白いですよね。
アメリカという国は正式名称はアメリカ合衆国です。つまり、色々な州が合わさって出来ている国であり、移民で作り上げられた国です。植民地時代によりイギリスやフランス等から人が移り住んで発展した国です。
なのでスタートから多民族国家であるため、現代でも世界中の人々を受け入れるという文化が残っているのだと思います。(最近はトランプ大統領の方針で移民には厳しくなりつつありますが....)
これもグリーンカード抽選と検索すればすぐに見つかりますので、興味ある方は調べてみて下さい。
代行業者も沢山ありますが、費用も掛かりますし、誰でもインターネットで簡単に申し込み出来るので、少し英語の勉強だと思って自分自身で申し込むことをお薦めします。
例年日本人は200~350人くらい当選していますね。
ちなみに自分は7年くらい毎年応募していますが当たっておりません(T T)
2019年度の抽選ではアメリカ在住の知人が1人当選しました! すごい!!
当選し面接で合格すれば、晴れてGC取得しアメリカで働けます!
これで美容師としてハワイでもサンフランシスコでもLAでも働けますね(^^)
僕はNewYorkで結果を出し続け、海外のお客様からも沢山の支持をいただき自信もつけれました。
今でもNewYorkで担当していたお客様が東京に観光した際に髪を切りに来てくれますし、
当時NewYorkで担当していたお客様で現在は東京に住んでいる方も沢山ご来店してくれてます。
ほんとありがたいし、感謝しかないです。
そのおかげか、HairMates Tokyo 学芸大学では海外(特に欧米人)のお客様が普通にご来店します。
海外の方の髪質やスタイルを経験するには良い美容室じゃないでしょうか。
僕は海外でも沢山の日本人美容師さんにお会いしました。表参道や青山のブランド店で働いていた美容師さんとも沢山知り合いましたし、一緒に仕事もしました。
その中でNewYorkで働いて自分なりに確信したことは、
これから海外を目指す美容師さんたちに、はっきりと言い切れることは、
日本で結果の出せない美容師は海外でも結果は出せません。
世界は広く文化や常識も多彩で、日本より個性を受け入れてくれます。
が、
美容師という仕事は世界どこに行っても不変です。
心と心のつながり、少しでも美しくカッコ良くしてあげよう、喜んでもらおうという心と想いがとても大事です。
言葉が上手く話せなくても、心と想いがあればいつか必ず結果は出せます。
もちろん語学の勉強や、上手でセンスある美容師技術を習得する努力も必要です。
ですが、美容師技術・語学は努力で何とでもなります。
現在の環境で美容師として一生懸命頑張り、多くのお客様から支持される美容師になってから海外を目指しても遅くはないのではないでしょうか。
僕はそう確信しておりますし、お薦めします。
※ HairMstes Tokyo Press作品。
最後に、HairMates Groupでは海外で働くための成功する近道をご案内出来る会社です。
HairMates Tokyoで働くことによって、海外美容師事情や海外で働いている美容師さんたちとのコネクションやコンタクトも取れます。
ご興味ある美容学生・美容師さんはぜひ、お問い合わせ下さい。
お待ちしております(^^)
※ HairMstes Tokyo Press作品。
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常に迅速丁寧な仕事を心がけています。
窮屈でかしこまらない接客、フランクで楽しい接客、作るスタイルもオールジャンルで得意です。
初めてご来店でもお気軽に緊張せずお越しください(^^)